東京都新宿区新宿三丁目11-12永谷テイクエイト2F
営業時間:20時~26時(日曜は18時~) 定休日:基本的になし
お通し500円、飲み物は800円~。詳しくはXをご確認ください。

新宿三丁目駅からすぐのバー「Tac’s Knot」さん。オープンは1982年4月4日からで、38年も続いている老舗のミックスバーです。特徴はギャラリーのような白い壁に飾られる月替わりのアート作品と、曜日ごとに違う楽しいスタッフさんたちです。今回はオーナーであり、ご自身も様々なアート作品を作られている大塚さんにお話をお伺いしました。
お店の名前の由来を教えてください。
僕は昔からTac(タック)と呼ばれていたのですが、ちょうど店を始める時にKnotting(ノッティング)という手法で作品を作っていました。そこで、その二つを組み合わせてTac/s KnOt(タツクの結び目)という名前にしました。
「人と人を結んでいけたらいいな」という想いと、店をやっても「作品作りを忘れないようにしよう」という気持ちを込めてあります。


お店を始めたきっかけを教えてください。
当時、付き合い初めて4年ほど経ったパートナー(カズ)が、突然「僕たちバーをやるのよ!」と言いだしたのがきっかけでした。
僕は酒も飲めないし、水商売にネガティブな偏見があったので、バーをやるなんて想像もできないような人間でしたが、僕はアートで身を立てたいと思っていたし、パートナーは歌を歌っていくことに人生をかけていたので、納得のいく人生を送るには「生活の基盤は他のもので作っていた方がよい」だろうと判断し、決断しました。
お店の特徴はどういったところでしょうか。
店をオープンするにあたって、「パートナーシップを応援する」と「ゲイの人のアートを展示するギャラリーとしての役割を果たす」という二つの柱を立てました。
替わりで違うというシステムも特徴の一つかその二つは今でもタックスノットの大きな特徴ですが、店を担当しているスタッフが日もしれません。
イベントはありますか?
特にありません。ただ5年に一度、店とは違う場所で周年パーティを開きます。
これからお店でやってみたいことはありますか?
ずっとゲイの人の作品を展示してきましたが、これからは僕自身の作品がいつも見られるようなアーカイブのような空間にしていけたらと計画しています。

これからお店でやってみたいことはありますか?
開店以来、ずっとミックスバーとしてやつてきていますので、どのようなセクシュアリティの方でも歓迎です。ただ、やっぱりゲの人が多数派かな。
これからお店でやってみたいことはありますか?
各曜日の雰囲気の違いを楽しみに遊びに来て!

2020年8月発行雨あがり5号「未来」掲載