私たちの考える「ありのまま」

こんにちは!2月になりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。まだまだ寒いですが、梅が咲いたりと少しずつ春が近づいてきていますね。この文章はクラウドファンディングにも載せましたが、皆さまに知っていただきたいと思ったのでホームページにも載せさせていただきます。

このクラウドファンディングの掲載文について、貴重なご意見をいただきましたので、今回は私たちの考える「ありのまま」について、また「ありのまま」を伝えるフリーペーパーについて、お話したいと思います。

私たちは掲載文の中で「ありのまま」という言葉を何度か使わせていただいています。そしてフリーペーパーを作る目標としても、LGBTsのありのままを伝えるフリーペーパーを作りたい、としています。

この「ありのまま」という言葉を聞くと、皆さまが思い浮かべるのは、一大ブームを巻き起こした某アニメ映画の主題歌かも知れませんし、良い意味で捉える方もいれば違和感を覚える方もいらっしゃるかと思います。

私たちが今回お伝えしたいことは、実際の有り様の通り生きること、それは生まれた時の姿のまま、また今現在のあるがままの姿、という意味ではないということです。

私たちが考えるありのままの生き方は、自分が望む通りの生き方です。
こう生きたいと思っている生き方があるのであれば、一度しかない人生をその生き方で生きて欲しいと願っています。
そして、その生き方を後押しできるフリーペーパーにしたい、またその生き方に悩むことがあれば、その悩みや不安を解消する一端になりたい、そう願っています。

今はメディアでもLGBTsという言葉をよくみかけるようになりました。
しかしLGBTsはテレビの向こう側だったり、二丁目といった限られた場所にしかいないと感じている方も多くいらっしゃいます。
LGBTsという言葉を知っている人でも(もちろん全ての方がそうではないですが)、そのイメージは派手だったり奇抜だったり、メディアに露出している一部分の方々の印象が先行してしまい、どうしてもリアルな私たちとはかけ離れているように感じられます。その結果、自分の身近にはいない、どこか現実的ではない存在として捉えられているように思います。
カミングアウトをすることで、その意識が変わることもあるでしょう。ですが、今度はカミングアウトをされた側がどうやって受け止めれば良いのか分からずに悩んでしまうこともあります。

そんな現状の突破口として、フリーペーパー「雨あがり」では、身近なところにいるLGBTsのリアルな姿を紹介していきたいと考えています。
また、人にはそれぞれに魅力的な生き方があります。製作者である私たち自身もそれを知りたい、そして皆さんにも知っていただきたいと考えています。
その様々な生き方を知って、元気になったり、共感したり、あるいはこんな生き方もあるんだといった発見をしていただくお手伝いができればいいなと思っています。

以上が私たちの創るフリーペーパー「雨あがり」です。

今後ともよろしくお願いいたします。